症例報告

長時間座っていると腰の中央部に痛みが出て、しばらく歩くのもつらくなる(20代女性)

学生時代から多少腰痛を抱えていたが、社会人になってからデスクワークで長時間座っていることが多くなり、長時間座っていると腰が痛むようになった。痛みは腰の付け根にあり、長時間座っていると腰が痛み、腰を伸ばすことが困難になる。

長時間座っていて立ち上がると、しばらく腰をかがめた状態でしか歩くことができず、まっすぐ腰を伸ばせない。

しばらく歩いていると症状は緩和されるが、ひどいときはこの状態が続いてしまう。

学生時代は運動をやっていたが、今は全くと言っていいほどしなくなった。

これ以上腰痛がひどくなると生活に支障をきたすため、インターネットで検索して来院した。

<初診時状態>

・立っている姿勢では腰の反り返りが強い印象で、座ると背中全体的に丸まってしまう

・腰を反らす動作で第5腰椎と骨盤の間あたりに痛みが出る

・股関節の可動性が悪い

<経過>

大腰筋という、腹筋の奥にある筋肉が緊張しているために起こっている症状と考え治療を行った。

初回は大腰筋を緩め、さらに大腰筋がついている股関節の可動域を増やすアプローチ。腰のカーブを整えるための矯正を行い、背中の上のほうが丸まりすぎていたので、背中を伸ばすようなストレッチを行った。

治療後は腰を反らしたときの痛みがゼロ。

長時間座った時の状態がポイントなので、1週間仕事中の腰の様子を教えてもらうことに。

2回目(1週間後)。今まで2時間座っていたら腰がもうダメだったが、治療後翌日と2日後までは仕事中はほとんど気にならなかった。

継続してアプローチし、自宅でもできるストレッチを処方。

3回目(1週間後)。この1週間、治療前の状態が10だとすると3くらい。長時間座っていて立つと1分くらいはなんとなく腰が伸びない。

4回目(1週間後)。だいぶよい。

少し間隔を空けてみる。

5回目(2週間後)。2週間、すごくつらくなることはなかった。5時間くらい座りっぱなしだと腰が少し張るが、問題ない範囲。

その後は3~4週間に一度メンテナンス治療している。

担当 小幡コメント

座っているときにつらくなるのは、座り方もありますが大腰筋というおなか側の筋肉の緊張が関わっていることが多いです。この方は丸まって座っていて、そのために大腰筋に負担が大きかったのと、元々運動をしていたのが急にしなくなり腹筋が低下していたことも関係ありました。

しっかり筋肉を伸ばし、矯正を入れることで症状はだいぶ軽減された症例です。

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