つい最近ですが、重度の頭痛の方から相談がありました。
最初電話での相談だったのですが、お話を聞いているとある疾患が疑われたので、当院で見る前にまずは検査してきてくださいとお伝えしました。
それが一体どのようなものなのか、説明します。
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起き上がると激しい頭痛
相談いただいた内容ですが、こんな感じです。
頭痛と吐き気がひどく、もう1ヶ月以上学校を休んでいる。
寝ているときはそうでもないが、起き上がるとかなりつらい。
一か月以上も学校を休んでいるとなるとかなり状態は悪いのですが、それ以上に気になったのは以下のことです。
寝ているときはそうでもないが、起き上がるとかなりつらい。
程度にもよりますが、これはある疾患のサインでもあったりします。
なのでまずは専門の病院を探して検査してくださいとお伝えしました。
それは脳脊髄液減少症というものです。
脳脊髄液減少症
脳脊髄液減少症ですが、医師の間でもこの存在を知らない、認めていない人もいるくらいマイナーな疾患です。
脳脊髄液というのは、簡単に言うと脳や脊髄といった中枢神経の周りにある水分です。
この水分は硬膜という膜によって、漏れ出さないようになっているのですが、何らかの原因で硬膜に穴が開いたりなどで髄液が漏れ出した状態が脳脊髄液減少症です。
この疾患の大きな特徴ですが、寝ているときはそれほど強い症状が現れません。
ところが立ち上がったり起き上がったりなどで重力がかかると、髄液漏れがひどくなるため頭痛やめまい、吐き気、嘔吐などの症状が強くなります。
ここで勘違いしないでほしいのは、単に具合が悪いだけでも、起き上がると頭痛がひどい場合はあると思います。
脳脊髄液減少症では、自然に緩解することがあまりないため、このように起き上がると症状がひどくて何もできない状態がずっと続きます。
今回の方は脳脊髄液減少症ではないと診断されましたが
今回の方は最初に問い合わせのお電話を頂いたときに、脳脊髄液減少症が疑わしいと思いましたので、当院での施術の前にまずは検査をするようにお伝えしました。
結果は問題ないというお話でしたので、それ以降は当院で施術しています。
最初お会いした時、ずーっとゲーゲー吐きそうに、気持ち悪そうにしていましたが、施術すると吐き気や頭痛が多少緩解するようで、長期戦になりそうですが根気よく施術しています。
様々な病院であらゆる角度から検査をしているそうですが、全く異常は出ないとのこと。
当院での施術でしっかり改善できるよう、頑張っていきましょう。
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