症例報告

一ヶ月前から右肩を上げると痛みがあり、大きく上げることができない(40代女性)

一ヶ月前から右肩に痛みを感じ始めた。特に思い当たる原因はないが、気が付いたら肩の内部が痛み出し、大きく上げようとすると痛くて上げることができない。普通に生活している分には大きな影響はないが、棚の上のものを取ろうとするときに痛みが走る。それ以外の動作では、着替えの時などに違和感があるものの、それほど強く痛みは出ない。

放っておいたら治るかと思ったが、現状維持で全く変化が出ない。年齢的にも四十肩なのかなと思い、インターネットで検索してサンフラワーカイロプラクティック横浜に来院した。

<初診時状態>

・肩の可動域では、屈曲(前方拳上)、外転(横からの拳上)で痛みがあり、正常可動域より20度くらい可動域が低下している

・90度外転位で捻りを加えると、肩の後部が痛む

・肩後方の筋肉に強い緊張があり、押すと痛い

・肩の位置が前方に変位している

<経過>

四十肩ではなく、肩の後方の筋肉が緊張しすぎているために肩をうまく動かせない症状とみて施術を行った。

初回は肩関節と肩甲骨を動かす独自のテクニックを使い、関節の可動域を上げていき、肩後方と肩前方の筋肉のバランスを整える施術を行った。また肩を拳上するときに、首の筋肉に使いすぎの反応が出ていたので、首への施術を行い、肩の可動域を再検査したところ、最初よりも痛みが少なくなっていた。

2回目(1週間後)。前より調子がいい。継続して施術。

3回目(1週間後)。だいぶいいが、まだ不安感が少し残る。

4回目(2週間後)。痛みなし。

状態は良さそうだったのでひとまず治療を終了し、その後は不定期にメンテナンスの施術をしている。

担当 小幡コメント

四十肩というより、肩付近の筋肉のアンバランスで肩をうまく動かせない状態でした。そのためしっかり筋肉を緩め、肩と肩甲骨の動きをつけていったところ、症状はなくなりました。

この方の場合、肩だけの施術では症状が完全には取れず、首にも原因がありました。肩を上げようとするときに首の筋肉に余計な力が入っていることが見て取れたので、首もしっかり施術したところ肩の動きもスムーズになっていきました。

こういう症状を放っておいて、本当に肩が上がらなくなってしまうこともあるので、おかしいと思ったら早めに施術を受けましょう。

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