症例報告

右手をついて力を入れると、右手首が激痛(30代女性)

1ヶ月前より、右手をついて力を入れると右手首に激痛が走るようになった。
元々仕事の関係で、机に手を逆手にしてついて、力を入れなければならないのだが、その際に痛めたのかもしれない。
ある日朝起きたら痛みがあった。
痛みは手首の小指側。

それ以降は机に手を逆手にしてついて体重を乗せると激痛で、全く力が入らない。
整形外科や整骨院に通ったが、この一ヶ月間全く痛みが変わらない。

何か改善する方法はないかと調べていたところ、会社の同僚の紹介でサンフラワーカイロプラクティック横浜に来院した。

Contents

初診時状態

・姿勢を見ると、右肩が左肩に比べてやや前方位にあり、右腕全体が内旋している
・逆手にして手をついてもらったところ、ちょっと手をついただけで痛みが右手首にある
・宙ぶらりんの状態で、手首を曲げたり伸ばしたりしても痛みはない
・肘を外旋(外にひねる)動作をすると、右手首に痛みがある
・右肩の動きが悪い
・手首の小指側を押すと痛みがある。また肘の内側を押すと痛みがあり手首まで痛みが広がる

経過

肩と肘の問題と考えて施術を行った。
まず、肩が前に入りすぎているとの可動域が悪くなっているのを施術していった。
その後背中の関係するところを緩め、直接的な問題となっている肘の筋肉を伸ばしながら緩めていくテクニックを使い調整した。

この後、最初に痛かった肘を外にひねる動作をしてもらったところ、手首の痛みは100%なくなっていた。
手首を床につくような動作では痛みが残るため、手首にも施術。
手をついた時の痛みは、50%減。

2回目(5日後)。前回治療後、翌日は不思議なくらい痛みが少なかったが、どうしても仕事をしていると痛みが出る。
継続して施術を行い、自分でできるストレッチを教え、テーピングを貼った。

3回目(6日後)。前回よりはいいが、仕事をしていて午後になると痛みが出てくる。ただし、痛みがピークになっても、一番ひどい時の半分以下。

その後さらに3回施術し、痛みはなくなったので治療を終了した。

院長 小幡コメント

目の前にある机に対して、手を逆手にして(指先が自分を向くように)体重をかける必要があるとのことでしたが、この動作はやってもらえばわかりますが肘を大きく外ひねりしないとできません。
肘を外に捻る動作の時に、肘の内側からついている筋肉が伸ばされていくのですが、伸ばされながらも力を使う形で肘の筋肉を傷めたのだと思われます。
肘でバランスを崩した結果手首に痛みが出ているので、手首だけを治療しても良くなりません。

仕事でどうしても力をかけるとのことで、改善まで時間はかかってしまいましたが、来院するたびに良くなるのが実感してもらえました。

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