症例報告

数ヶ月前から右肩から人差し指に掛けて痺れ。最近痛みに変わってきた(50代男性)

数ヶ月前から、右肩から人差し指に掛けて痺れを感じていた。
この1週間程度で痛みに変わってきた。
PC作業をしているときや、ペンを持って書いているとき、寝ているときにも痛みを感じる。

Contents

初回の状態

・首の可動域検査では痛みや痺れの増悪・軽減は見られない
・右手を後方に引くような検査をすると、脈拍がやや弱くなるものの、痺れや痛みが強くなることはない
・胸の筋肉と首の横の筋肉を押すと、指先の痛みと痺れが強くなる
・姿勢を見ると、右肩が左肩よりも前に入っている

経過

胸と首の筋肉で神経と血管が圧迫される状態(胸郭出口症候群)の可能性が高いと考え施術を行った。

初回は骨盤の調整から始め、胸椎と頚椎の矯正。
前に入っている胸を後方に戻す施術などを行った。

2回目(4日後)。まだあまり変化が出ていない。
胸の筋肉と首の筋肉にターゲットを絞って、姿勢の改善と筋肉の緩和を重点的に行った。

3回目(1週間後)。前回施術の後から、痛みと痺れが軽減し始めた。

5回目に来院されたときには、痛みも痺れもほとんどない状態まで来たので、一度施術間隔を開けて様子を見てもらうことに。

院長 小幡コメント

小胸筋という胸の奥にある筋肉と、斜角筋という首の横にある筋肉によって、神経と血管が圧迫されている状態が考えられました。
初回の施術では大きな変化が出なかったため、二回目来院時にはこれらの筋肉への施術をしっかり調整したのですが、その後から痺れと痛みが軽減し始め、4回目来院時にはだいぶ症状が軽くなっており、5回目来院時にはほぼ痺れも痛みも無い状態になりました。

これらは胸郭出口症候群と呼ばれるものですが、胸郭出口症候群の場合、小胸筋で圧迫されるケース、斜角筋で圧迫されるケース、鎖骨で圧迫されるケースがあります。
これらが複合して二箇所以上の圧迫のケースもあり、ダブルクラッシュ症候群と呼ばれることも。

痺れの場合、どこで神経が圧迫されているか、もしくは神経以外の要素なのかを見極めれば、改善していきます。
痺れや痛みを持っている期間が長くなると、改善まで時間が掛かるケースもありますが、今回は5回程度の施術で痺れも痛みもほぼ消失したのでよかったです。

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