症例報告

パソコン仕事をしていると、右手が痺れてくる(20代女性)

半年前より、右手が痺れるようになった。痺れは右手の手のひらから人差し指、中指にかけて感じ、時々痺れとは別に肘から手首が重く感じる。
思い当たるきっかけはなく、気が付いたら右手が痺れるようになってきた。最初は放っておけば治ると思っていたが全然良くならずに整形外科に行ったところ、頸椎ヘルニアと診断されて首の牽引を行ったが改善せず、行くのをやめてしまった。
痺れを感じるのは主に仕事中、パソコンをしている時。また時々、朝起きたときにに痺れていることがある。
この半年くらい酷くもならず良くもならずで平行線のままだが、職場の同僚から紹介されてサンフラワーカイロプラクティック横浜に来院した。

<初診時状態>
・手の感覚を調べると、触覚で左右差があり右手を触られると少し鈍く感じる
・首の可動域検査をして首に少し負荷をかけたが、痺れが出てくることはなかった
・肩の後ろ側を押すと、強い痛みがある
・手首を反らした状態を少しキープすると、指先に痺れが出てくる
・姿勢を見ると、右肩が前方に変位し、右手がやや内向きになっている

<経過>
手根管症候群の可能性が強いと考え施術を開始した。
まず手首に負担をかけている要素として右肩の位置の問題があるので、右肩から施術していく。
その後手根骨の調整を行う。背中から頸椎にかけて筋肉を緩めていった。

2回目(1週間後)。前回治療後から痺れに関しては大きな変化はなく、仕事をしているとやはり痺れてくる。肩周りが軽くなったのは実感できた。継続してアプローチ。

3回目(1週間後)。少し痺れが軽減した気がする。肩へのアプローチを一部変えて様子を見る。

4回目(1週間後)。前までは1時間以上連続してパソコンを使うと痺れていたが、最近3時間くらいなら痺れていないことに気が付く。仕事終わりには少し痺れがある。

その後、計8回の施術で痺れが出なくなったので、治療を終了した。

院長 小幡コメント

頸椎ヘルニアと診断されたそうですが、首をいろんな方向に動かしても痺れが出てこないのと、手首に負荷をかけると痺れが出てくるため、手根管症候群の可能性が高いと考え施術していきました。
頸椎ヘルニアの場合、頸椎の神経の出口を狭くする方向(この場合だと右側に倒す動作)で痺れが出てくるのが普通であり、それでも痺れは出ない上に手根管に負荷をかけたほうが痺れが出るため、手首での神経圧迫が原因と考えました。
整形外科で頸椎ヘルニアと診断されていますが、恐らくはたまたま頸椎の隙間が狭くなっていただけであり、それ自体が症状とは関係なかったものと思われます。

PC作業時の手首の位置にも問題があり、手首が少し反り返る形で作業していることも一つの原因なので、仕事場の環境についてもアドバイスさせていただきました。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

メルマガ登録はこちら

当院からお得な情報をお伝えするメルマガです。是非ご登録ください(無料です)


すぐに確認メールが来ますので、確認メールに記載されているURLをクリックすると登録が完了します。(携帯アドレスの方は、sunflower-chiro.comからのメールが届くようにドメイン許可設定をしてください)

フェイスブックでのお知らせ

フェイスブック