症例報告

朝起きたら首が痛くて動かせない(30代女性)

朝起きたら、首が痛くて動かせない。
寝違えの状態になっていた。
左を向くことは何とかできるが、右を向くことがかなりきつい。
数年に一回、寝違いしている。

今回は仕事の都合上、どうしても早く治さないと困ることがあるので、インターネットで検索してサンフラワーカイロプラクティックに来院した。

Contents

初診時状態

・左回旋(左に回す)、左側屈(左に倒す)、伸展(上を向く)、これらの動作が痛くて動かせない
・姿勢を正し、胸を開くような姿勢にすると、左に回せる角度が増える
・首の前側を押してからだと、全体的に動きやすくなる

経過

首の左側の筋肉を傷めている状態(寝違え)だが、姿勢を良くするようにすると痛みが変わることから、根本原因は姿勢と判断して施術を行った。

まず、骨盤の位置を整え、その後背中の調整と、前に入っている肩のストレッチを行った。
肩周りを横向きで調整し、この時点で左を向く動作はだいぶ改善。
首の前側ろ緩める施術を行ったが、左側屈(左に傾ける)と伸展(上を向く)があまり改善していない。

もう一度チェックし、腹部を押しながらだと左側屈が痛みなく出来るので、腹部の筋肉を緩める調整。
ここまでで、左回旋(左を向く)と左側屈(左に倒す)は80%くらい可動域が改善していたが、伸展は30%くらいの改善だった。

2回目(2日後)。施術を受けて翌日、首周りが軽い筋肉痛のような感じがあったものの、前回みたいな鋭い痛みはほとんどなくなっていた。施術から2日経ち、いつもより強い肩こりみたいな感じが残る程度で、鋭い痛みは全くない。
全体的に施術を行い、予防策として胸を開くストレッチを教えて施術を終了した。

院長 小幡コメント

首から肩甲骨についている筋肉を傷めている状態でしたが、この筋肉を直接緩めようとすると、多くの場合は悪化します。
そのため、関わっているほかの場所から施術を行っていく必要があるのですが、胸を開いて背筋が伸びるようにするだけでも首の可動息はよくなり、最後は腹部の筋肉を緩和したところだいぶ動くようになりました。

腹部も姿勢に関わっているので、実は寝違えでも施術したほうがいい場合があります。

寝違えの場合、どうしても痛めて初日は施術の効果が出づらいのですが、今回は腹部メインで改善したケースです。

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