4日前に首を寝違えた。その日は仕事で座っていることもつらいくらいでほとんど首を動かすことができなかったが、徐々に自然回復してきた。今は首を動かさなければ少し張りを感じる程度だが、首を右に倒す動きをすると右首から肩甲骨にかけて鋭い痛みが走る。右に回す動きでも同様に痛みが出るが、倒す動きほどではない。
翌日から旅行に行く予定なので、その前に何とかしたいと思いサンフラワーカイロプラクティックへ来院した。
<初診時状態>
・痛みを避けるように、首は少し左に傾いている
・首の可動域を検査すると、上を向く動作(伸展)、右に首を倒す動作(右側屈)は鋭い痛み
・右を向く動作(右回旋)はゆっくりやれば痛みはほとんどなく、張りを感じる程度
・首の前側を押さえながらだと、上記の動作がほぼ痛みなく行える
<経過>
首の前後の筋肉のバランスがおかしくなっているのが原因と考え施術を開始した。
まず、首の前側を押さえながらだと痛みがほとんどなくなるので、前側の筋肉にアプローチ。ここをしっかり調整したところ首の可動域はかなり改善。
さらに関係する肩甲骨を緩め、頸椎へ1カ所矯正。施術後はわずかに違和感を感じるものの、首を動かしたときの痛みはほとんどなくなった。
翌日から旅行とのことで自分でできるストレッチを教え、旅行後に一度来てもらうことに。
2回目(6日後)。前回施術後、翌日からは普通通りに過ごすことができた。元々肩こりが強いとのことで、肩周りを緩める施術を行い、その後は不定期にメンテナンスで施術している。
担当 小幡コメント
痛みを直接起こしているのは、肩甲拳筋という首から肩甲骨までつく筋肉でしたが、肩甲挙筋の反対の作用をする筋肉(胸鎖乳突筋)を押しながらだと首の可動域が改善するので、胸鎖乳突筋へのアプローチを行いました。
首の位置は骨のズレだけでなく、筋肉同士の引っ張り合いで位置が決まります。痛めている筋肉と、その反対側の筋肉のバランスがおかしくなっていたのを調整したところ痛みはなくなりました。
無事旅行へ行けて本当によかったですね。
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