症例報告

長時間座っていると腰痛が出てくる(30代女性)

2年くらい前から、長時間座っていると腰痛が出るようになった。このような症状が起こったのは、2年ちょっと前にぎっくり腰になってからで、そのときは重たいものを持ち上げた瞬間にぎっくり腰になり、数日間会社を休んだ。ギックリ腰自体は自然によくなったが、その後長時間座っていると腰が張るような痛みが出るようになった。
調子がいい時と悪い時で差がかなりあり、調子がいい時は一日中座っていてもそれほど痛くならないが、調子が悪いときは2時間程度で腰に張りが出る。しかも調子が悪いときは立ってからしばらく腰が伸びないような感覚になる。

今まではマッサージに時々行っていたが、友人が紹介してくれたサンフラワーカイロプラクティックへ行ってみることに。

<初診時状態>
・イスに座った姿勢を見たところ、骨盤が後傾し腰・背中が丸まった姿勢になっている
・腰を反らす動作が著しく硬く、腰に張りが出る
・股関節の硬さが強い
・第4腰椎が少し後ろに突出している
・腹筋の奥を押すと硬さと痛みがある

<経過>
腹筋側と背筋側のアンバランスにより腰椎のズレが起こっているために腰痛になっていると考え施術を開始した。
初回はおなか側と腰側の筋肉のバランスを整え、腰椎へ矯正。股関節の動きを整える施術を行ったところ、腰を反らす動作がスムーズになった。

2回目(1週間後)。4日くらいよかったが、週の後半になったら前の状態に戻ってしまった。背中上部の張りを取る施術をしっかり行い、自宅で行うストレッチを処方。

3回目(1週間後)。この1週間は調子が良かった。

4回目(2週間後)。結構調子がいい。

身体のバランスもだいぶよくなってきたので、座り方の指導を行い、それ以降は身体の調子に合わせて不定期にメンテナンスで施術している。

担当 小幡コメント

腹筋側が縮こまっていて、背筋側が伸ばされているような状態になっていました。おなか側の筋肉が縮こまっているためにどうしても身体が丸まりやすくなってしまいその結果腰のバランスを崩していました。
そのため、腹筋側の調整をしっかり行ったところ腰が反りやすくなりました。また症状が出始めてから2年も経過していたため、背中の上部までおかしくなっていたのでそこもしっかり施術したところ、症状は改善しました。

腰が痛くても原因は腰だけにあるわけではありません。しっかりポイントを見極めることが大切です。

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