3年前に四十肩になり、痛みは1年弱で治まったがその後も可動域が制限されている状態が続いていた。四十肩になったきっかけはない。ある時から肩が痛み出し、どんどん動かなくなった感じ。その時は整形外科に何度か行ったが明らかな改善はなく、放置していたら痛みはなくなった。しかし肩が思うように動かしづらい感じだけが残った。
その後多少日常生活に支障があったが、ムリしなければ何ともなかったので放置していた。最近になって運動をしたいと考えジムに行ったが、肩が動かないことで不自由を感じ、何か治療法はないかと探してサンフラワーカイロプラクティック横浜に来院した。
<初診時状態>
・肩を前に上げる(屈曲)と、140度くらいしか上がらない(正常180度)
・横からあげると、より上がらない
・腕を後ろに回す動作がほとんどできない
・上記の動きには痛みはない。けれど上がらない
<経過>
肩関節周りが癒着に近いような状態で固まっているので、関節をゆっくり動かす施術法を用いて行った。
初回は肩甲骨、肩関節をゆっくり動かしながら可動域をつけていき、出来る範囲でストレッチ。右背中の筋肉が著しく硬くなっていたので背中を緩める施術と肩周りの筋肉を緩める施術を行った。治療後は屈曲の可動域がプラス20度くらい行くようになったが、後ろに手を回す動作が以前として硬い。
同様の施術を計8回(週一回ペース)行い、可動域は正常な反対側に比べ95%くらいまで回復。
その後は1ヶ月に一度くらいでメンテナンスしている。
担当 小幡コメント
四十肩の痛みは放置していても痛みがなくなることもありますが、可動域に問題が残るケースも多々あります。関節と筋肉の固着が起こってしまっているので、ゆっくりと癒着を剥がしていくような施術を行う必要があります。
また時間が経っている四十肩では、肩周りだけに問題があるわけではありません。この方の場合、肩を挙げる動作を行うとき、肩が完全には上がらないので身体全体を倒すようにして肩を挙げていました。そのために右の背中の筋肉が著しく緊張していたと考えられます。
背中を緩めるとそれだけでも肩が上がりやすくなっていたので、肩だけでなく身体全体的なバランスを取っていくことが大切です。
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