症例報告

膝を曲げると痛みがあり、ボキボキ鳴る(40代男性) 棚障害のケース

特に思い当たる原因やきっかけはないが、数日前から右膝を曲げると痛みが出るようになった。
深く曲げるのは困難で、特に膝の内側が痛む。
普通に歩く分には違和感程度しかないが、階段の上り下りが痛く、特に下りが痛い。
時々当院でメンテナンスしているので、メンテナンスついでにサンフラワーカイロプラクティック横浜に来院した。

<状態>
・立った状態で膝を曲げると、深く曲げると痛みがある
・寝ている状態で膝を曲げても、ほとんど痛みはない。最終域で少し痛みがある程度。
・膝のお皿のやや下、内側を押すと、痛い
・やや右足が外に捻じれている
・お皿の動きに引っかかりがあり、ボキボキ音が鳴る

<経過>
初回はまず、骨盤、膝、足首の調整を行い、外側に捻じれている足を戻すように施術した。
足回りの筋肉を緩めた後、お皿の動きに制限があったので動きをつけるテクニックを使っていく。
施術後に膝の屈伸動作をしてもらったところ、痛みは30%減。

2回目(1週間後)。やはり痛みが残る。膝の棚障害に対する直接的な施術を行ってみたところ、屈伸動作での痛みが80%減。

3回目(1週間後)。結構調子がいい。深く曲げると痛みというより違和感と硬さが残る。前回同様、棚障害に対する施術をしていき膝の矯正を行ったところ、屈伸時の違和感もほとんど消失。
これで様子を見てもらうことに。

院長 小幡コメント

棚(タナ)障害というのは聞きなれない用語かもしれませんが、比較的良くみられる症状です。 膝関節の関節内には滑膜ヒダという組織があります。膝蓋骨(お皿)と大腿骨の間にある滑膜ヒダを棚(タナ)と呼ぶのですが、これがなんらかの原因で引っかかったような状態になってしまうと、痛みや音が鳴るようになってしまいます。 この状態を棚障害と呼びます。多くの場合、足のねじれなど姿勢的な問題も出ているので、初回は足の捻じれを戻す施術のみを行いましたが、それでは痛みが取れなかったために滑膜ヒダに対する当院独自のテクニックを行ったところ、痛みは激減しました。主にスポーツによる障害が多く、膝の屈伸をするスポーツ(=ジャンプを繰り返すなど)に多く見られますが、今回のケースでは特に思い当たるようなきっかけもなく、慢性的な負担が膝の痛みにつながった可能性が高いと思われます。

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