症例報告

長時間座っていると腰が張ってくるのと、足の付け根(股関節)が痛む(20代男性)

現在、社会人4年目。1年くらい前から長時間座っていると腰が重くなってくるのと、左右の足の付け根(股関節)が痛むようになった。
このような状態になる前に、軽いぎっくり腰をやった。ぎっくり腰が治ってから長時間座っていると腰が重くなり足の付け根が痛むようになった。
最初は放っておけばよくなるかと思ったが、全く変わらない。日によって調子に波があり、5時間くらい座っていても平気な時もあれば、1時間くらいで腰が重くなる時もある。
この一年をトータルで見ると、調子が悪い日と良い日の割合は4:6くらい。
近所の整骨院に行ってみたが何度行っても改善する気配はない。
会社の人に誘われてスポーツを始めることにしたので、腰が不安なのでなんとかしたいと思いサンフラワーカイロプラクティックへ来院した。

<初診時状態>
・姿勢検査は座った状態で行う。立った状態に比べ座っているときに腰が大きく丸まって骨盤が後傾する。
・前屈する動作では腰と足の張りがでる。腰を反らす動作では骨盤上部に痛みあり。
・股関節の可動域を見ると、開脚で足の付け根に痛み。股関節全体の可動域が悪い。
・腹部に強い緊張がある。

<経過>
いくつかの問題が見られたが、主にはぎっくり腰時に固まってしまった筋肉の緊張状態が強いために腰の前後のバランスが悪いのが原因と考え施術を開始した。
初回はまず腹部の緊張を取る施術から行い、骨盤の矯正と足の緩和。座っているときの姿勢が極端に悪いので、背中の緩和と肩のストレッチを行う。施術後は腰を反らしたときの痛みがなくなる。

2回目(6日後)。この1週間、一日だけ怪しい日があったがそれ以外は快調だった。継続してアプローチ。自宅でできるストレッチを教える。

3回目(1週間後)。調子がいい。少し間隔を空けてみる。

4回目(2週間後)。少し怪しい日もあったが、トータルで見るとグッド。
その後は新たにスポーツを始めることも含め、3,4週に一度くらいメンテナンスで施術している。

担当 小幡コメント

この方はいくつかの問題が見られました。一番の大きな問題はぎっくり腰になったときに腹筋側と背筋側のバランスが崩れたことだと思われます。そのために骨盤の後傾が起こり骨盤腰椎の捻じれが起こったと考えられました。
主に腹筋側を緩めることで対処しました。腰が痛いからと言って腰だけに着目していると改善しません。姿勢がかなり崩れていたので自覚症状がない肩も含めて全体的に調整したのが早い改善につながりました。

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