症例報告

椎間板ヘルニアで他院を受診するも悪化。当院へ相談に。(20代女性)

半年前にぎっくり腰。ぎっくり腰の痛みが良くなってきたかなと思っていたあたりから右お尻の痛みと右足の痛み・痺れが強くなってきた。放っておいてもよくなる兆しがなく、インターネットで評判がよさそうだったカイロプラクティックへ行ったみたところ、症状は悪化。右足の痛みがどんどん強くなってきた。
そのため病院に行ってブロック注射をしたが大きな改善はなく、どうしようか悩んでいた。一度悪化した治療院には気分的に相談しにくかったので、ほかのカイロプラクティックに相談しようと思ってメールで当院へ問い合わせたのを縁に、サンフラワーカイロプラクティックで施術を受けてみることに。

<最初の相談内容(メール)>
・なぜ悪化したのか?
・こういう症状はカイロプラクティックは向かないのか?
・もしこの症状で施術するとしたら、どのような施術になるのか?
・再び悪化することはないのか?

一度検査を兼ねて、お話を伺いましょうということにして来院してもらいました。
詳しくお話を聞いて、施術方法自体にムリがあった可能性が高そうだったので、うちではこういうアプローチでやってみましょうと伝えて施術を開始した。

<初診時状態>
・姿勢を見ると、右足をかばうように左に重心がかかっていることと、腰の前弯が大きく消失していた
・可動域検査をすると、前屈、右に身体を倒す(右側屈)でお尻と足の痛みが誘発
・右臀部の痛いところを押すと、足まで痺れが走る
・SLR(坐骨神経伸長検査)は、20度くらい足を上げただけで足に痛みが走る
・ある操作をしながらSLRをすると、角度は40度くらいまで痛みなく上げられる

<経過>
椎間板ヘルニアからの痛みの可能性が高く、さらに臀部の筋肉からも関連痛を出している状態と考えられた。
初回は骨盤ブロックで骨盤の位置を正常化するのと、足の牽引、股関節の操作をメインで行う。

2回目(3日後)。あまり変化なし。継続してアプローチ。足上げ検査で角度は上昇している。

3回目(3日後)。少しいいような気もするが大きな変化はない。股関節外側の筋、股関節前面の筋へのアプローチを追加。また椎間板を広げるようなテクニックも行う。

4回目(4日後)。前回治療後、足の痛みが3割くらい減った。継続してアプローチ。

8回目(初回から約1ヶ月)。お尻の痛みは最初の40%まで軽減。足の痛みは残り20%くらい。

14回目(初回から2ヶ月半)。痛みなし。
その後1ヶ月に一度の状態観察を3回行い、問題なかったので治療を終了した。

担当 小幡コメント

重症ケースで、最初はまっすぐ歩くのも長時間座っているのも難しい状態でした。いろいろお話を伺って、最初に行った治療院でバキっと乱暴な施術を受けたことで悪化したものと思われ、当院では違うテクニックで最大限の効果を上げるようにしました。
当院でもポキっと関節音がなるテクニックも使いますが、このテクニックはやってはいけないケースもあります(もちろん、やってほしくないという方にも使いません)。
この方の場合、バキっとされたことで椎間板の傷をより深くし悪化した可能性が高いと考えられました。

そのため、骨盤ブロックで骨盤を整える施術と牽引をメインに施術を開始したのですが、最初これでは効果が出ませんでした。3回目に股関節外側の筋へのアプローチと、いろいろ身体を動かしてもらいながら椎間板の位置を調整するテクニックを使ったところ症状が変化し始め、時間はかかりましたが元の痛みがない状態にすることができました。
カイロプラクティックには様々なテクニックがありますが、その方の状況に応じてどういう施術がベストなのか変わります。
難しい症状でもいろんな引き出しを使って施術し、早く改善できるように心がけています。

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