普段から肩こりが強いが、10日前くらいから右手が痺れるような感じになってきた。手の痺れは、腕から手にかけてズーンとした感じで、デスクワークでパソコンを長時間しているときや、電車で吊革につかまった時、寝ていて右側が下になって横向きになったときなどに感じる。
今まで手がしびれる感覚はなヵった。一時的なものかと思い様子を見ていたが改善しない。普段より肩こりも強い気がする。
東神奈川に住んでいるので、家から近いところに何かないかと探したところ、インターネットで見つけたサンフラワーカイロプラクティックに行ってみることに。
<初診時状態>
・今現在はしびれは感じていない
・腕を後方に伸ばすような検査法をすると、右手の痺れが出てくる
・姿勢を見ると右肩が前方に入り、右肩が上方に上がっているような姿勢になっている
・首の可動域検査では、首の張りは感じるものの右手の痺れは出てこない
<経過>
胸郭出口症候群という、鎖骨のあたりで神経が圧迫されている可能性が高いと考え施術を開始した。
初回は、まず肩甲骨の可動性をつける治療を行い、肩の前方変位を取っていく。首肩周りをしっかり緩め、頸椎の調整を行ったところ、首肩周りの張りがだいぶ感じなくなった。
しびれは日常生活でどれくらい変化が出たか、様子を見てもらうとともに、おおまかな治療の回数を伝える。
2回目(5日後)。今まで30分も仕事していれば右手が痺れていたが、この数日間は夕方に少し痺れる程度。肩も以前よりはいい。継続してアプローチ。
3回目(1週間後)。痺れは感じなくなった。肩周りは仕事で無理をすれば張りを感じるが、以前に比べるとだいぶ楽。
その後は不定期に(3~5週に一度くらい)肩周りを中心にしながらメンテナンス治療を行っている。
担当 小幡コメント
胸郭出口症候群という、鎖骨のあたりで神経が圧迫されている症状と考えられました。この方の場合、肩の位置が前に入りすぎて、それにより胸側の筋肉が縮こまって緊張し、その下を走る神経を圧迫したためにしびれが出ていたと考えられます。肩こりも肩の位置が前に入った猫背姿勢から来ている状態でした。
そのため、しっかり姿勢を整えると、しびれ、肩こりともに楽になっていきました。
肩こりから、手や腕にしびれがでてしまうことはよくある症状です。
早めに治療を開始すると改善も早いので、是非ご相談ください。
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