症例報告

肩こりがひどく、肩甲骨が盛り上がっている(30代女性)

ずっと肩こりがひどく、整体、マッサージ、カイロプラクティック、鍼灸など様々な治療を受けている。
どれも一時的には効果があり、行きつけの整体院があってそこに定期的に通っているが、最近は受けてもすぐに肩がつらくなってしまう状態が続いている。
仕事が忙しくなってデスクワークが増えたということもあるが、治療効果が持たないため知り合いの紹介でカイロに行ってみた。
そこでは心理療法のようなものを受けさせられたが、これの効果は全くなく行くのをやめてしまった。

どこかいいところはないかと探して、とりあえず試しにサンフラワーカイロプラクティック横浜に来院した。

<初診時状態>
・自覚症状は右肩のほうがつらい
・姿勢を分析すると、右肩甲骨内側が盛り上がっていて『翼状肩甲骨』という状態になっている
・肩の可動域を見ると、右肩を拳上する動きに制限がある
・頸椎と胸椎のズレがある

<経過>
肩甲骨の位置の問題で肩に張りが出ていると考え施術を行った。
まずは飛び出たようになっている翼状肩甲骨に関わる筋肉(脇腹)を確認し、触ってみたところ少し触れただけで痛みがあり、肩まで響くような痛みがある。ここをゆっくりと緩めていったところ、それだけでも肩がスッキリした感覚があるとのこと。
胸椎と頸椎の矯正を行い、これでどれくらいの期間持つか確認してもらう。

2回目(6日後)。ずっと通っていた整体では治療後2時間くらいしか効果が持たなかったが、3日くらいはものすごく肩が軽かった。4日目から少し張りを感じたが、酷い時の半分くらい。

その後週に一度の治療を3回続け、1週間くらいなら効果が持続するようになってきたので、間隔を空けながらメンテナンス中。

院長 小幡コメント

ぱっと姿勢を見たときに、右肩甲骨がいわゆる『翼状肩甲骨』と呼ばれる状態になっていることがわかりました。
翼状肩甲骨というのは、肩甲骨の内側が後ろに飛び出たような状態で、肩甲骨が鳥の翼のようになっていることです
腕立て伏せをしたときに、肩甲骨が飛び出るようになりますが、普通にしていても肩甲骨が飛び出たようになってしまう状態です。

翼状肩甲骨になると、肩甲骨の位置がおかしくなり、結果的に肩の凝りにつながります。
翼状肩甲骨の原因になる筋肉(脇腹にあります)を触ってみると、ちょっと触れただけでもかなりの痛みがありました。ここをゆっくりと緩めただけでも肩が軽くなりました。

こういう状態の時、肩周りをいくら緩めても原因が解除されない限り、効果は一時的です。
原因に対するアプローチをすることで、大きな効果を生むことができます。

参考までに、翼状肩甲骨がどういう状態なのか、こちらに画像集があります(外部リンク)
翼状肩甲骨の画像集

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