肩こりってつらいですよね。
実は私も学生時代、重度の肩こりで苦しんでいた経験があります。
肩が凝っているから肩を揉む、これで解決出来たら誰も苦労しません。
私なりに最もよいと感じる解決法は、二つあります。
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肩こりはなぜ起こるのか?
そもそもですが、肩こりってなんで起こるのでしょうか?
血行不良だとか運動不足だとか言う人もいますが、それ自体は確かにあります。
ですがそれらが主の原因ではないことがほとんどです。
血行不良が原因だとしたら、温めて血流を促せば改善します。
ですがせいぜい効果的には一時的です。
そもそもなぜ血行が悪くなったのかを考えないと、対症療法にしかなりません。
かなりの方の肩こりについて見てきた立場からすると、ほぼすべての人が姿勢の問題を抱えています。
特に多いのは、いわゆる猫背の状態で、背中が丸まって肩が前に入り、頭も前に出ている状態です。
人間の姿勢というのは、主に筋肉同士の引っ張り合いで起こります。
例えばですが、胸の筋肉と背中の筋肉で、胸の筋肉のほうが縮こまれば肩が前に入っていきます。
その状態では、背中の筋肉は引っ張られている状態になります。
どこかが縮こまったら、その反対側は引っ張られます。
これが姿勢と筋肉の原則です。
一般的に屈曲と伸展という反する動きにおいて、屈筋のほうが強いので、人間の体というのは疲れてくると丸まって猫背になる方向に行きます。
ちょっと例えは悪いかもしれませんが、人間は死んだあと死後硬直で身体が固まっていきますが、姿勢的には丸まったようになります。
これは屈筋と伸筋のバランスの問題で、勝手にそうなるわけです。
とりあえず、姿勢が悪くなっている状態では、縮こまっている筋肉と引っ張られている筋肉があると思ってください。
縮こまった筋肉を伸ばす
姿勢が崩れている状態では、縮こまっている筋肉と引っ張られている筋肉があると書きました。
この状態から姿勢を正そうとした場合、縮こまっている筋肉に対してストレッチしてあげるのが効果的です。
さて、猫背の状態を思い浮かべましょう。
この状態で縮こまっているのって、どこですか?
身体の前側、肩の前側、つまりは胸ですよね。
なので肩こりの人がやるべきストレッチというのは、実は大胸筋、小胸筋と呼ばれる胸の筋肉なわけです。
よくネット上では、腕を体の前で引っ張って肩の後ろ側を伸ばすストレッチが推奨されます。
でも、悪い姿勢ではそこらへんは、引っ張られている状態ですよね。
引っ張られている筋肉をよりストレッチして引っ張っても、そんなに効果的ではないのです。
伸ばすべき筋肉は、あくまでも胸のほうです。
そして肩こりの人を見ると、肩が前に入っている影響もあり、肩関節の動きも悪くなっています。
これの解消のために、脇の下も伸ばしてあげると効果的です。
実は肩こりの場合、胸の筋肉と脇の下の筋肉を柔軟にしてあげることが重要です。
これだけでもかなり楽になりますが、背骨のズレが残っていると、また筋肉が硬くなろうとします。
逆に背骨のズレだけ矯正しても、縮こまった筋肉がそのままであれば、また背骨がズレようとします。
二つの重要なポイントというのは、胸の筋肉と脇の下の筋肉を伸ばすことです。
肩を揉むのも気持ちいいですが、それだけでは改善は見込めないわけです。
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