症例報告

手が背中に回りにくいという症状。左右差があり、どちらかの肩が硬い。

時々ですが、手が背中のほうに回りにくい、左右差があるという症状を訴えて来院する人がいます。
よくある、背中で左右の手を組めるか(例、左手を上から、右手を下から)などで、下から回すほうの手が行かないという症状ですね。

大人になっても、こういう状態で背中で左右の手を組めるという人は、かなり柔軟性が高い方です。
正直あまり見かけません。

背中側に回りづらい(下から)という症状だけで、前から肩を上げる分には問題ないという場合、そもそも四十肩・五十肩ではありません。
多くの方が、【あれ、四十肩??】と心配されてきますが、四十肩ではなく、単に肩の動きが硬いというだけのケースが多く見られます。

下から、手を背中に回そうとする動きで大切なのは、肩が前に変位した様態では、絶対にいきません。
肩の前側、それこそ大胸筋だとか、上腕2頭筋あたりが硬いと、下から手を回す動作に大きく支障が出ます。

日常生活でいうと、背中を洗うような動作ですね。

これの改善法ですが、当院で施術している感触では、比較的改善が早い症状です。
肩自体の前方への変位を調整していくのと、大胸筋や上腕2頭筋などを緩めていく作業です。
骨盤が関わっているケースもあるので、全身を見ていく必要があります。

現代は多くの人がパソコンを使うわけですが、パソコンを使う仕事の場合、どうしても姿勢が崩れて肩が前に入りがちです。
それによる肩こりのケースも多いのですが、効果的なのは大胸筋とその下にある小胸筋をストレッチすること。
人間は疲れると、どんどん背中が丸まっていき、肩が前に入っていくわけですが、それを一気に解消しようというのが大胸筋や小胸筋のストレッチになります。

野球などで肩や肘を痛めるケースでも、肩を開く動作が硬いために、代償作用としておかしな動きが加わって痛めているケースも多々あります。
近年は少年野球などの投げ過ぎ問題もありますが、適切な施術を行って可動域を確保しておけば、ある程度は怪我の予防にもなります。

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