症例報告

交通事故でムチ打ちになり、一年経った今でも首が痛い、頭痛がする(20代女性)

一年前に車を運転していて交差点で信号待ちをしているときに、後ろから衝突されてムチ打ちになった。
事故自体は軽いもので、衝突といっても低速でぶつかり、事故直後は全く痛みもなかったが、翌日に首に強い張りを感じるようになった。
その後整形外科に通い温めたり電気を流したり牽引したりしていたが良くならず、整骨院にほぼ毎日通ったがあまり変わらなかった。
そのうち保険のほうも打ち切りにされてしまい、整骨院にも通わなくなった。
時間が経つにつれ、徐々に改善していったような気もするし、あまり変わっていないような気もする。
今は朝起きた時に首や肩に強い張りを感じ、しばらく動いていると少し楽になるが、デスクワークの仕事をしていると夕方ごろにはかなり張りが強くなる。

整形外科では椎間板ヘルニアと言われている。痛みや張りは首や肩回りだけで、手や腕に痛みやしびれが走ることはない。
ずっとこのままではつらいので、会社の同僚に紹介してもらいサンフラワーカイロプラクティック横浜に来院した。

<初診時状態>
・姿勢を見ると、頭と肩の位置が前に変位している。
・上を向く動作と、頭を横に倒す動作で強い張りを感じる
・腹筋に力を入れて姿勢を正した状態にしてもらったところ、それだけで首や肩が張りが軽くなる感じがし、上を向いたり横に倒す動作が楽になる

<経過>
衝突時の損傷で姿勢のバランスが崩れたことが一番の原因と考え、施術を行った。
初回⇒骨盤、股関節からアプローチし、背中が丸まった状態を戻すようにしていく。肩が前方にズレた状態を戻すストレッチと緩和操作を行い、背中の矯正。首は首の前側をしっかり緩めた。
この状態で座ってもらったところ、首や肩がかなり軽い感じになった。

2回目(1週間後)⇒翌日~3日間はいつもではありえないくらい楽だった。継続してアプローチ。

その後1週間に一度の施術を計7回行い、軽い状態が維持できるようになってきたので2週間に一度の施術にし、現在は3,4週に一度のメンテナンスを行っている。

院長 小幡コメント


後ろからの衝突では、首が過伸展損傷といって頭が大きく反り返るように痛めます。
この際、首の関節を捻挫するのと、首の前側の筋肉が大きく引き伸ばされてビックリして反動で縮こまるようになることが多いのですが、首の前側の筋肉がダメージを受けている状態でした。
これにより頭が前に引っ張られている状態でした。

施術のポイントになったのは姿勢と首の前側の筋肉で、まずは腰から背中が丸まっているのを調整し、首に対するアプローチは主に首の前側を緩めただけです。
整骨院ではここを施術していなかったために改善しなかったものと思われます。

今は元通りの生活ができているようで、本当に良かったです。

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