症例報告

おとといから腰に張りを感じ、昨日から動くのがつらくなった(30代女性)

昔から時々腰に痛みや張りを感じることがあり、数年前には椎間板ヘルニアになったこともある。おとといから急に腰が重くなり、その翌日にはイスから立ち上がったり、屈む動作が困難なくらいになった。
思い当たるきっかけはなく、安静にしている分には痛みはない。椅子から立ち上がる動作や前屈みになる時に、腰が思うように動かない。ズキズキした痛みはないが、腰が強烈に重い。
昨日、東神奈川でほかの整体に行ったが、施術直後はむしろ動くのがつらくなった。一晩経って昨日よりも少し調子が悪い。
仕事中に立ったり座ったりするのがかなりつらく、仕事に行くのも大変なのでインターネットで検索してサンフラワーカイロプラクティックに来院した。

<初診時状態>
・身体が全体的に左側に傾いている
・前屈は30度位までなら何とかできる。それ以上は怖くてできない
・後屈は全くできない
・足挙げ検査や股関節の検査では痛みなし
・第5腰椎に強い圧痛がある

<経過>
第5腰椎と骨盤の間の関節が狭くなったような状態でロックしている状態と考え施術を開始した。
初回はまず足を緩めていき、股関節周りの柔軟性を出していく。第5腰椎と骨盤の間を広げるような矯正を行う。腹部の筋肉の緩和操作。
これでベッドから立ち上がってもらったところ、スッと立ち上がることができるようになった。

2回目(2日後)。前回施術を受けて帰り道と当日は凄く快調だった。翌日起きたら腰に重さを感じたが、初回来院時から比べたらだいぶよい。継続してアプローチ。

3回目(4日後)。仕事中もだいぶよい。

この時点でかなり調子は良さそうだったが、元々腰が悪く慢性的な張りがあるということなので、その後1週間に一度の施術を2回行い、それ以降は不定期にメンテナンス治療している。

院長 小幡コメント

第5腰椎と仙骨の間の関節が狭くなって、骨同士がぶつかりあっているような状態でした。
このために腰の筋肉が防御的に硬くなってしまい、強烈な張りとともに動くのが困難になっている状態でした。

イメージとしてはこの図のような状態で、このように第5腰椎と骨盤の間が引っかかっているために起こっている腰痛です。このような状態の時は、関節の引っ掛かりを取らないと腰が緩んでいきません。先に腰の筋肉を緩めようとすると、むしろ防御的に硬くなってしまうこともあります。
そのため、足や腹部から緩めていき、引っかかっている関節が動くようにしてあげるほうが改善は早いです。

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