症例報告

肩こりがひどいのと、子供が生まれてから抱っこが増えて手首が痛い(30代男性)

元々デスクワークで極度の肩こりがある。時々マッサージに行ったりするがその場だけキモチイイだけで改善しない。
首から肩にかけて、ちょっと仕事をするだけで重たい感じになる。頭痛は全くない。
子供が出来てから、週末などに抱っこすると手首が痛くなる。小指側の付け根が痛む。あまりに痛いので整形外科にも行ったが湿布を出されただけで改善しない。奥さんが当院に来たことがあったので、その紹介でサンフラワーカイロプラクティックに来院した。

<初診時状態>
・頭の位置が重力線よりもかなり前に出ている
・背中が大きく丸まって、肩の位置も前に出ている
・手首を反らすように動かすと、手首の小指側に痛みがある
・前腕の筋肉を押しながら上記の動作をすると、痛みが消える

<経過>
肩こりについては姿勢がかなり悪く、肩の位置と頭の位置の問題で首と肩が疲れやすい状態になっていると考えた。手首に関しては、前弯の筋肉の使いすぎによる痛みと考え施術を開始した。

初回は肩甲骨の動きをつける施術、胸の筋肉を伸ばすストレッチ、背骨を伸ばすテクニックなどを使い姿勢を正していった。ボキっという矯正は怖いということなので、音が鳴らないテクニックで背骨の調整を行った。施術後は肩周りがかなり軽い状態に。
手首は、前腕の筋肉を伸ばしながら緩めていくテクニックを何度か行ったところ、手首を反らす動作での痛みが7割くらい減少。抱っこ時の注意点と自宅でできるストレッチを教えた。

2回目(10日後)。肩は5日くらいは楽だった。手首は抱っこしているときの痛みが半減。

その後さらに2回施術を行い、肩はだいぶ楽になってきたのと、手首もそれなりにいい状態を保てるようになったので、治療間隔を空けながら様子を見ている。

担当 小幡コメント

重力線
姿勢を分析する上で、重力線というのがあります。耳、肩、股関節、足首などがこの重力線に近づいているのが理想的な姿勢です。
理想的な姿勢というのは、最もエネルギー消費が少ない姿勢で、最も首や肩が凝りにくい姿勢と言えます。

この方は頭の位置や肩の位置が重力線よりもかなり前に出ていました。これでは首や肩に負担が大きすぎるので、正しい姿勢を取りやすいようにする施術を行っていきました。
お仕事が忙しく、週末くらいしか抱っこする機会はないようですが、それでも手首を痛めていました。肩の位置が前に出すぎている人は、手首のほうまで負担が大きくなりやすいです。前腕の筋肉を痛めているようだったのでそこを調整していったところ、だいぶ痛みはなくなりました。抱っこの仕方にも問題があったので、手首の角度を変えて抱っこするように指導させてもらいました。

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