症例報告

顎関節症。開けるときは痛くないが、噛みしめる動作で顎が痛い(30代男性)

特に思い当たるきっかけはないが、あるときから噛む動作をすると右の顎が痛むようになった。硬いものを食べるときに強く痛み、顎を開ける動作や、軽く噛むくらいでは痛みが出ない。
病院では顎関節症と言われ、マウスピースを作ってもらったが特に変化はない。
この数か月、良くもならず悪くもならずという感じで停滞しており、このまま一生痛いのかと思うと不安に感じたため、インターネットで検索してサンフラワーカイロプラクティック横浜に来院した。

<初診時状態>
・首や肩の凝りも強い
・噛む動作をすると痛みがある
・背筋を伸ばして肩を後方に引いた状態で噛む動作をしてもらうと、痛みが8割くらい減少する
・首の前側の筋肉を緩めるようにしてから噛みしめてもらうと、さらに痛みが減少する

<経過>
顎関節症ではあるが、根底には姿勢の悪さから顎に負担をかけていると考え治療を行った。
初回は丸まった背中をしっかり立たせるような方向へ調整していき、肩の可動性をつけるストレッチ、首の前側を緩めるアプローチ、頸椎の矯正を行った。治療後は噛んだ時の痛みはほとんど感じないくらいに。

2回目(5日後)。この5日間、ほとんど痛みは感じない。あの痛みはなんだったのだろうと考えてしまったとのこと。継続してアプローチし、相当強く噛みしめても痛みは出ない状態になっていたので、今後は肩や首のメンテナンスで通うとのこと。
それ以降はおおよそ2週~3週に一度のペースでの来院を希望している。

担当 小幡コメント

顎関節は複雑な関節で、単純に顎を治せばよくなるというタイプは少ないと思っています。顎を開け閉めするときには、顎の筋肉だけでなく首の筋肉も使います。首の筋肉は頭の位置(特に頭が前に出た姿勢)で緊張してしまったりするので、姿勢的な問題から顎に痛みを起こすケースは意外と多いです。

例えば、普通の人でも背筋を伸ばして顎を開け閉めするのと、思いっきり猫背になって顎を開け閉めするのでは全く違うと思います(試してみてください!)。
もう何回かかかるかなと思っていた症状ですが、2回の治療でほぼ問題がなくなりました。

病院でマウスピースを作ってもよくならなかった顎関節症、是非当院にお任せください。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。