野球肩は、投球動作時に肩に痛みが出る症状全般を指します。
野球肩といっても、どこを痛めているかは人により様々です。

まず、投球動作のどこで痛みが出るかについてです。
投球動作を分けていくと、以下の5項目に分けられます。

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1、ワインドアップ期

ワインドアップ、ノーワインドアップなどスタイルはいくつかありますが、この動作で特別肩に大きな負担はかかりません。

2、コッキング期

打者に向かって足を挙げ、足が着地するあたりまでの部分です。腕を挙げ、肩には外旋(外に捻る動き)が入り、胸を張るような状態になります。そのため、肩前方の筋肉(胸筋など)は大きく引き伸ばされる力が加わります。

3、アクセレーション期

加速期とも言います。ボールをリリースするために腕を前方に持っていく動作です。腕を前方に持っていきながら、外旋→内旋という大きな捻りも加わるため、最も肩を痛めやすい動作と言えます。一般的に肩を90度挙げた状態で内旋が入ると、肩の関節面が接近し狭くなるような状態になります。そのため肩のインピンジメント(挟み込み)が起こりやすくなります。

4、リリース期

実際にボールをリリースする動作です。ボールを放つために一番大きな力が必要になります。特に肩後方の筋肉は、伸ばされながら筋力を発揮するため、痛みを起こしやすくなります。

5、フォロースルー期

前方に振り出された腕を減速させる力が入ります。主に肩後方の筋肉の働きで、リリース同様筋肉が伸ばされながら力を発揮するため肩後方に痛みを起こしやすいです。

次に障害の分類です。

1、筋肉の損傷

これが一番多いのですが、回旋腱板(ローテーターカフ)を構成する筋肉(棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋)を痛めていたり、上腕二頭筋腱炎などがあります。

2、インピンジメント症候群

インピンジメントは挟み込みという意味で、肩の関節で腱が挟み込まれている状態。

3、関節唇損傷

肩関節の骨の先端にある関節唇という軟骨部分が損傷している状態。

サンフラワー カイロプラクティック横浜では・・・

関節唇損傷ではカイロプラクティック治療の効果はあまりないケースが多いですが、回旋腱板の問題や上腕二頭筋腱炎、インピンジメント症候群による野球肩では効果があると考えています。状態にもよりますが、痛みなく投げることができるようになるまで時間がかかるケースがあり、状態に応じておおよその治療期間を説明いたします。

私自身、小学校から高校まで野球をしてきました。

どうしても肩の故障や肘の故障は一度は野球をしている人なら体験することと思います。

野球肩の場合、実は肩だけでなく背中の張りや胸の筋肉の短縮などが関わっているケースも多いです。投球動作は肩だけで起こるものではありません。足や腰、背中なども使う全身運動です。

今まで見たケースでも背中の張りをかばうために肩に負担がかかっているケースもありました。

そのため、肩だけでなく全体的なバランスを取るように施術していきます。

野球肩の症例

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