症例報告

顎を開ける動作で痛みが出る。顎関節症?(30代女性)

2週間くらい前から、顎を開ける動作で、右の顎が痛むようになった。
思い当たるきっかけはないが、強いて言うなら強いストレスがあり、睡眠時間が大きく削られていた。

食事のときに強く痛み、パンなども食べるのが困難で、かなり小さくちぎってじゃないと食べることが出来ない。
口腔外科に行ってみたが、改善しそうな気がしなかったので、インターネットで検索してサンフラワーカイロプラクティック横浜に来院した。

Contents

初診時状態

・口を開ける動作は、3センチ程度が限界
・胸を開くような体勢で口を開けると、開けることがもうちょっとできるようになる
・首の一部を押しながらだと、そこそこスムーズに口を開けることが出来る

経過

顎自体の問題もあるが、姿勢的な問題も大きいと判断し、全身的な施術を行った。

初回はまず骨盤から整え、胸椎の矯正。
次に胸を大きく開くようなストレッチと、肩甲骨の動きを改善するテクニックを行った。
最後に頚椎の矯正と顎を動かす筋肉を緩めた。

施術後は口を開ける角度が増えているが、改善度は40%くらい。

1週間に一度の施術を6回行い、痛みがほとんどなくなったので施術を終了した。

院長 小幡コメント

正常な状態でも、猫背の状態にすると口を開く動作が阻害されてしまうのですが、この方は姿勢的な問題が強く、肩が大きく前に入った猫背姿勢でした。
全身的に調整していったほうが改善が早いだろうと判断し、骨盤や肩周りを整えて丸まった背中が伸びるようにしていき、一番大きな問題があると見られた首の調整をしていきました。

経験上、顎については全身の施術をしていったほうが改善が早いことが多く、特に背中が丸まった姿勢だと顎まで負担がかかります。
身体の機能は全体的に密接に繋がっているので、こういうケースでは顎周りを緩めるだけの施術ではなかなか改善しないでしょう。

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