症例報告

寝違え=首が悪いとは限らない話。

首の寝違えってつらいですよね。
当院に来る方でも多い症状なのが寝違えです。

さて、寝違えて首が動かせないとか首が痛いわけですので、首が悪いと思いがちですが、実はそうでもないケースは多々あります。

Contents

真犯人はどこへ

寝違えの方が来院されたときに、結構多いのは姿勢的な問題から寝違えているケースです。
これはなかなかわかりづらいのですが、まず座って首の可動域をチェックします。
例えば、左右ともに20度くらいしか回せなかったとします。

ここから、胸を開くように姿勢を正してみて、さらに少し背筋を伸ばします。
この状態で首の可動域が変化するかどうかをチェックします。

胸を開くようにして、背筋を伸ばすというのは、要は強制的に姿勢を良くしているような状態です。
寝違えの場合、これだけで痛みがほとんどなく首を回せるようになる人もいます。
もしくは、さっきは20度くらいしか回せなかった首が、50度くらいにアップするとか。

背中が丸まった悪い姿勢だと、頭が前に出ます。
背中が丸まって頭が前にあるので、首の負担が凄まじくなるのです。

一度背中がまっる待っている状態を強制的に正すようにしてもらうだけで、痛みがその場ではだいぶ改善する人もいるわけです。

このような場合、首よりも背中が丸まっている原因をまずはチェックして施術していきます。
肩甲骨の位置が悪く背中が丸まっている人は、肩のストレッチや脇の下を緩める操作をします。
これだけで寝違えの痛みがだいぶ減る人もいます。

背中が丸まっている原因が骨盤や腹筋に存在する場合もあります。
この場合、骨盤や腹部から施術することもあります。

こういうケースの時に、首をいくら緩めても無駄です。
むしろ悪化する原因になることもあります。

痛い場所を直接押すと悪化することも

寝違えなどの場合、多くは筋肉を傷めている状態です。
痛めている筋肉をグイグイ押すような施術をしてしまうと、より痛めてしまう原因になりかねません。

擦過傷で傷ついているときに、そこをグイグイ押しませんよね。
想像しただけでも痛そうですが・・・
筋肉もそれと同じで、傷ついている部分を直接グイグイ押せば悪化します。

寝違えの場合、まずは痛めている場所の確認を行い、次に痛みを起こした原因を探ります。
姿勢的に起こっていることが多いので、まずは首以外から施術することが多いです。

ケースバイケースでは首に原因があることもあり、そういう場合は首の関節を優しく緩める操作が効果的です。

寝違えは放っておいても数日で治る人が多いのですが、どういうわけか最近は1週間以上経っても自然に治らないという人も結構多いように感じます。
そういう時は当院に是非ご相談ください。

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