症例報告

ここ最近、ぎっくり腰と寝違えの症例が増えていました。

2月中の当院の状況ですが、ぎっくり腰と寝違えのいわゆる急性症状の方が増えていました。
寒い時期とか季節の変わり目に多くなるのが急に痛める=急性症状なのですが、そもそもぎっくり腰とか寝違えというのはどういう症状なのでしょうか?

Contents

ぎっくり腰

よく勘違いされるのですが、ぎっくり腰というのは診断名ではありません。
整形外科では急性腰痛症などと呼ばれることもあるようですが、要は【急に腰が痛くなった状態の総称】です。

なのでぎっくり腰と言っても、何がどうなっているのかは人それぞれ違います。

急に腰の関節を痛めてもぎっくり腰ですし、急に椎間板を痛めてもぎっくり腰になりうるというわけです。

ぎっくり腰にはいくつかタイプがあります。
1、腰回りの筋肉が攣っている状態

これが最も多いパターンです。
このタイプの時には腰回りの筋肉がビックリしてこわばっているような状態なので、強い刺激で揉み解すようなことをすると筋肉がさらにびっくりして余計悪化します。

2、腰の関節を痛めている状態

腰の関節は主に腰を急激に反らすような動作をすると痛めてしまいます。
このタイプでは痛めた関節をかばう目的で腰回りの筋肉が攣っていることも多いので、1と2の組み合わせというパターンもよく見られます。

3、椎間板を痛めている状態

このタイプはそれほど多くないのですが、椎間板を痛めてぎっくり腰というパターンもあります。
ひどい場合には椎間板ヘルニアという状態になりますが、イメージとしては椎間板ヘルニアになる手前という感じです。

多くの場合は筋肉性のぎっくり腰なのですが、腹部の奥にある大腰筋を緩めるとそれだけで楽になるという人が多いです。
そのため、まずは仰向けで調整することが多いです。

このあたりは状態によっても異なりますが、ぎっくり腰の場合は関節をコキッとするような調整は基本的には行いません。

寝違え

寝違えの場合ですが、これも筋肉性と関節性があります。
多くの場合は首の筋肉が攣っている状態です。

これも人それぞれ状態は違うのですが、痛めている首を直接アプローチしていくよりも肩のストレッチや場合によっては腹部の調整をするだけで首が動くようになることが多く、痛めている部分はほとんど触らないことが多いです。
(状態にもよりますが)

寒い時期や季節の変わり目はぎっくり腰や寝違えが増える

寒い時期は筋肉自体がこわばっていますので、どうしても身体の柔軟性が失われます。
そういう状態のときは、普段やっている何気ない動作でも身体が耐え切れずにぎっくり腰や寝違えになることがあります。

季節の変わり目は身体に負担がかかります。
そういうときも痛めやすくなりますね。

これからの時期は花粉症でくしゃみを連発する人も多くなりますが、くしゃみというのもなかなか大きな力がかかります。
くしゃみでぎっくり腰になる人もいますので、要注意な季節です。

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