先日、出張で飛行機に乗った。その翌日から右お尻が痛くなり、それがどんどん右足のほうまで下がってきて痛みを感じるようになった。
今は朝起きたときに痛みが強く、さらに歩いていると右お尻が痛くなり、10分くらい歩くと右太もも裏、ふくらはぎあたりが痛くて休まないと歩けない。足先に痺れるような感覚もある。
座っている分には痛みを感じない。
昨日整形外科に行ったところ、脊柱管狭窄症と言われ、薬を出されたが飲んでも痛みは変わらない。
早めに対処したいと思い、インターネットで検索してサンフラワーカイロプラクティック横浜に来院した。
<初診時状態>
・姿勢を見ると、やや前傾姿勢になり、左に重心をかけて右足をかばっているように見える
・前屈すると、右お尻から右ふくらはぎにかけてツッパリがひどい。痺れの変化はない。
・お尻の筋肉に力を入れるような動作をすると、痛みが走る。
<経過>
お尻の筋肉を痛めており、それにより足先まで痛みが広がっているように感じている状態と考え施術を行った。
初回はまず骨盤から調整し、股関節の調整、足の筋肉の緩和、お尻の筋肉の緩和を行う。
施術後に5分くらい足踏みしてもらったが、痛みは出なかった。
2回目(4日後)。前回施術前は10分くらい歩くと耐え難い痛みで歩くことも困難だっがた、30分弱なら歩けるようになった。
継続して施術。
3回目(6日後)。結構調子が良く、出張先で1時間くらい歩いても張りはあっても痛みまではいかなかった。
ただし、足先の痺れだけは何となくあるような感じがする。
4回目(1週間後)。長時間歩いた時の足の張りも、左右で変わらないくらいまで来た。わずかに右足のほうが疲れやすい気がする。
痺れに関しては、あるようなないような、ハッキリしない。
5回目(2週間後)。前回教えてもらったストレッチをしていたら、痺れも気にならなくなった。
調子も良さそうなのでこれで治療を終了し、様子を見てもらうことに。
院長 小幡コメント
中殿筋という、お尻の深部にある筋肉を傷めている状態でした。
この筋肉は、硬くなりすぎたり痛めてしまうと、お尻から足裏まで痛みや痺れを起こすことがあります。
中殿筋は片足立ちのときに身体を支える筋肉ですが、歩いているときは片足立ち状態の連続ですから、中殿筋をかなり使います。
そのため、歩くことで中殿筋を酷使して痛みが増悪していたのだと思います。
歩いていると痛みや痺れが出てきて歩けなくなる、という代表的な疾患として「脊柱管狭窄症」がありますが、確かにお話を聞くだけだと脊柱管狭窄症っぽい症例です。
しかし、年齢的になりづらいことや、いろいろ検査をしていくとお尻の筋肉の問題だったため、そちらの治療を行いました。
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