仙台の実家に帰ったついでに自転車を持って行っていたので、石巻、女川まで行ってきました。
今まで津波被害があったエリアには、行ったことがありませんでした。
宮城出身なのに沿岸部には全く縁がなく、現在の被災地の状態はメディアで見るくらいしかありません。
実際に自分の目で見てみたいというのと、サイクリングにはちょうどいい距離かと思い行ってきました。
うちから女川までは約75キロ。
45号線をひたすら走っていきます。日本三景の松島を通りますが、人も多そうだったので松島はスルー。
石巻を目指します。
石巻を通過し、途中でサン・ファン・バウティスタ号を目指します(看板見て思いつきです)。
サン・ファン・バウティスタ号は支倉常長が太平洋を横断した船ですね。
行こうと思ったのですが、途中の道(トンネル)が【歩行者・自転車通行禁止】となっていました。
車しかダメなんですかね?
調べるのも面倒になり、スルーして女川を目指します。
石巻から女川までは、石巻線という線路があります。
ここは津波被害が大きかったエリアで、石巻線も最後の浦宿から女川駅まではいまだに開通していません。
なので女川駅方面は線路が塞がれています。
駅自体はとてもきれいになっていました。
女川駅は完全に流されてしまい、跡形もなくなっています。
復興がどれだけ進んだのか、私には比較するものがないのでわかりませんが、石巻や女川を走ってみると震災の爪跡を感じることができました。
実家を7時過ぎに出発し、女川着が11時過ぎ。まあ、悪くないペースですね。途中休憩は2回。
帰りはどこかの駅から輪行しようと思ってました。
輪行というのは、電車で自転車を運ぶことです。
石巻から仙台までの電車、仙石線はいまだに全線復旧していません。
仙台方面に帰るには、松島あたりまで出る必要があります。
石巻から小牛田を経由すれば仙台まで帰れますが、本数も少ないし迂回ルートになるので、松島を目指します。
ここでトラブル発生。
仙台から女川までかなり飛ばして走っていたので、膝が限界迎えました。
自転車乗っていて膝を痛めたことはなかったのですが、踏み込むようにペダルを押すと激痛。ペダルを回すように動かす分には痛みがなかったので、低速で松島目指します。石巻から松島までの約25キロは、恐ろしく遠く感じました。
松島海岸近くの高城町まで出て電車乗って帰ってきました。
走行距離は126キロ、平均速度は26.5キロ。
膝は自己治療で翌日には完治しました。こういうときに自分自身で治療できるのは便利ですね。
9月にはツールド東北が行われます。石巻を起点にし、女川や南三陸まで行く自転車イベントです。
昨年はエントリーに失敗してしまったので、今年は何とか出たいと思います。
そのころには復興が進み、また違った風景になっているといいなと願います。
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